« 2011年01月 | メイン | 2011年03月 »

2011年02月 アーカイブ

昔むかしの・・・5

プロはいつでも、またどの社会においても少数派だそうです。


ラジオやテレビはその機能からしてマス(大衆)を相手にするものである以上、アマ志向を狙ってもやむをえない。


かつてテレビ文化の創世期にある評論家の大御所が、「テレビは一億総白痴化の道具である」といったのはけだし至言でした。


ここで議論に終止符を打つことは、放送にかかわるものとしては許されない。


放送というものが文化の担い手である以上、そして電波というきわめて影響力の強い公共の財産を使うことを許されている以上、放送が大衆にとめどなく迎合することはできない。

昔むかしの・・・6

なかなか難しい選択ではあると思うのですが、プロフエッショナリズムを捨てて大衆にあわせるか、アマチュアリズムを捨てて少数のエリートにあわせるか、これはわれわれ放送の世界で仕事をする人間が毎日のように考え悩む問題だ。


そしてこの議論はそのまま視聴率の議論にもなります。


多くの点で日本が手本にしているアメリカで、同じ大衆社会でありながら、プロフェツショナリズムが尊重されているのがラジオ・テレビのニュースの世界だ。


アングロ・サクソン文明の延長上にあるアメリカ社会でプロフェッショナリズムが尊重されるのはあたりまえのことで、その起源はジョン・ロックの社会契約説あたりにまでさかのぼらなければならないだろうが、それはこの本の本題ではないからこの程度にとどめる。

About

2011年02月にブログ「ブログさいこー」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2011年01月です。

次のアーカイブは2011年03月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り